肌の年輪を示すかのようなしわやほうれい線も、老けた印象を強く与えます。長年つきあいのある相手であれば、以前は若々しい印象の人だったのにふと顔にしわ、ほうれい線を見つけた瞬間、「老けたなぁ」などと感想をもらしたことはありませんか?しわやほうれい線は、それくらい老化を強く印象づけてしまう現象なのです。
しわはおでこ、眉間、目尻、目のまわり、頬や首、口の横のほうれい線など、いたるところにできます。ほうれい線はしわの一種ですが、しわは他にもいくつかの種類があります。
しわ
一般にいわれているしわとは、真皮のしわを指します。真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が女性ホルモンの影響から加齢で減少するうえ、UV(紫外線)を受けるとコラーゲンは切断され、エラスチンも変性されて皮膚の弾力がなくなってしまいます。その結果深いしわやたるみができてしまいます。他にも活性酸素の発生による細胞の酸化やターンオーバーの低下、角質層のNMF(天然保湿因子)やセラミド(細胞間脂質)の減少もしわを作る原因になります。
小じわ
ちりめんじわ(縮緬皺)とも呼ばれ、比較的浅い表皮のしわです。表皮の角質層表面が乾燥して皮膚の水分が蒸発し、水分の減った皮膚が薄く硬くなることによりできるしわです。小じわは年齢に関係なくできるしわですが、加齢とともにNMF(天然保湿因子)やセラミド(細胞間脂質)が減って肌が乾燥しがちになると、浅い小じわから深いしわへと発展してしまいます。
表情じわ
顔の表情の変化に合わせてできるしわです。怒ったときのできるおでこの横じわや眉間の縦じわ、笑ったときにできる目尻のしわ(カラスの足跡)や口元のしわなども表情じわにあたります。表情がもとに戻ればしわも元に戻りますが、加齢による水分不足や顔の筋肉の衰えにより表情じわが元に戻らなくなると、しわが深くなり真皮のしわへと発展してしまいます。
ほうれい線
小鼻の横から口元(口角)にできる八の字状のしわです。漢字では法令線と書き、医学用語では鼻唇溝(びしんこう)と呼ばれます。ほうれい線は年齢とともに深くなり、目立つようになります。真皮のしわと同じく、加齢やUV(紫外線)により皮膚の弾力がなくなり、肌がたるむことが原因でできるしわです。
肌の老化を決定づけるしわ、小じわ、ほうれい線。全般的なしわ防止のケアとしては、UV(紫外線)対策をしっかりと行い、乾燥対策に保湿・保水成分の高いスキンケアを行うとよいでしょう。さらには真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を促す成分やアミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富なプラセンタを含むスキンケア製品を使うのもいいでしょう。マッサージで血行を改善し、コラーゲンなどの栄養摂取もいいかもしれません。ですが深く刻み込まれたしわとなると皮膚科でボトックスやヒアルロン酸注入による治療が必要な場合がありますので、しわが深くなる前にしっかりとケアすることが肌の老化防止につながります。